顛末書 虚偽報告の【リスク】

 
始末書・顛末書の中身については、その内容や、お客様の業界、置かれている状況などにより異なります。

毎月、これらの書類を作成していて、「これはまずい」「リスクだ。危うい」と感じるのは、お客様がすでに提出している顛末書で虚偽があった場合です。

 
いっぱんに、顛末書は「事の顛末を書くもの」つまり、経緯を報告する書類です。(会社によって性格が異なりますので一概には言えませんが)

その顛末書に虚偽の内容を書いて提出した、となりますと、それはただの嘘つきになってしまいます。
顛末書を提出しなければならない状況に至った内容ももちろん問題ですが、提出する書類に嘘を書いてしまうと、その問題に真剣に向き合わないと言っているようなものであり、たとえば個人であれば会社はとても怒るでしょうし、法人であれば取引先はあきれると思います。

 
実際のところ、人として、虚偽報告をしたくなる気持ちも分からなくもありません。

聖人君子でない限り、誰でも自分がネガティブな状況に置かれるのは避けたいです。だから、咄嗟の判断で、咄嗟に嘘をついてしまうことは、ビジネスシーンに限らず、日常の中でも大小、あるはずです。(大はあまりないですが)

それも踏まえたうえで、やっぱり誠実でないといけないというのが大人のマナーであり、人対人の心情です。

虚偽の報告をされた側は、嫌な気持ちになりますし、腹が立ちますし、怒ります。

 
このページをご覧になっているあなたが、顛末書で虚偽報告をしたあとだとしたら、もしかしたらリカバリーは難しいかもしれませんし、何らかの沙汰を待つだけのまな板の上の鯉状態かもしれません。

ですが、これ以上傷口を広げないために、今からでも誠意をもって対応することは遅くありません。

また、法的なことが絡んでくる場合は、また少し異なってきます。(これは法律事務所マターですね)

 
 
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