顛末書 出さない?出す?

 
顛末書を提出するか否かについて、ご質問をいただきました。
不正であったのかどうか、そこが気になっていらっしゃる事例です。

1、

不正な事は一切していませんが、誤解を招くような言動はありました。
ある事案に対して、結果の全てを報告しなかったため、また、所定の様式書に記載しなかったというのはあります。不正をした様にうわさされ、なぜお詫びするのか?

 
2、

何に対してお詫びをするのでしょうか?
顛末書を出すことにより、すべての事を認めたことになり、不正をしたことも認めたことになってしまうのが、本意ではありません。

 
 
この2点を見る限り、①申し訳ない気持ち、と、②不正ではないのに顛末書を出すことによって不正を認めてしまうことの憂い、が入り混じっているように思います。
 
そのため、顛末書を提出されるのであれば、①と②をしっかり分けて文章を作成して提出すべきです。

 
また、顛末書 出さないを出すべきか出さないほうがいいのかの判断について、

出さないで済む場合は、出さないに越したことはありませんが、おそらく今の状況ですと出さざるを得ないように思います。

 
そのうえで、

この手の書類はその性質として出すという行為も大切ですが、中身がより重要です。

気持ちを伝えるという意味では、直接会ってお話されることの次点になりますので、顛末書を出すこととは別に、然るべき立場の方とお話し合いの機会を持たれるのが良いと思われます。
 

顛末書の例文はこちら

例文 一覧

カテゴリー: 【例文】社内向けの始末書、お詫び文、顛末書   パーマリンク